雑誌を記事単位で購入できる
Android端末向けスマートフォンアプリ「中吊りアプリ」に、
13日(金)から期間限定で「野宿野郎1号&2号」が登場しています。
「ちょっと怪しいけど気になる雑誌の提供を開始! 第一弾は『野宿野郎』」だって。
ハイテクだ、ハイテクだ。
なんだかよく判らないのですが、
1日1つは無料で読めるらしいので、
電子化のようなものされているらしい「野宿野郎」のページを
対応のスマートフォンをお持ちの方は、ちょっと見てやってください~。
お声がけくださったバンダイナムコの担当者さんは
野宿もしたことのあるスバラシイ方であります!
(ハイテク係)
[このサービスはもう終了しているようです……(印税とか全くなかったな)]
Android端末向けスマートフォンアプリ「中吊りアプリ」に、
13日(金)から期間限定で「野宿野郎1号&2号」が登場しています。
「ちょっと怪しいけど気になる雑誌の提供を開始! 第一弾は『野宿野郎』」だって。
ハイテクだ、ハイテクだ。
なんだかよく判らないのですが、
1日1つは無料で読めるらしいので、
電子化のようなものされているらしい「野宿野郎」のページを
対応のスマートフォンをお持ちの方は、ちょっと見てやってください~。
お声がけくださったバンダイナムコの担当者さんは
野宿もしたことのあるスバラシイ方であります!
(ハイテク係)
[このサービスはもう終了しているようです……(印税とか全くなかったな)]
わーいわーい。
なんということでしょうか!
来たる、6月13日(金)
2014年度の植村直己冒険賞を受賞された冒険家の田中幹也さんと
探検家でノンフィクション作家の角幡唯介さんの
対談(のち、野宿のようなもの)が行われます。
ああ、なんておやさしい、お二人!
田中さんのことをクライマーとして尊敬している、とおっしゃる角幡さん。
角幡さんの探検やご本を絶賛されている、田中さん。
お二人が初対面で、対談(して野宿のようなもの)だー!
貴重な機会、みなさまどうぞふるってお集まりください。
田中幹也さんのブログ http://tanakakanya.com/
角幡唯介さんのブログ http://blog.goo.ne.jp/bazoooka
**********************************
日時:6月13日(金) 20:00~翌朝てきとうまで
場所:鷹取山の東屋があるところらへん
すること:お二人の対談(のち、みんなで野宿のようなこと)
参加費:てきとう(お気持ちで)
※ どうなるのだ! 始まってみないと判らないぞっ!
※ お好きな野宿道具ご持参のこと。
※ 食べたいもの飲みたいものも各自ご持参のこと。スバラシキ対談者さんお二人の分もご持参くださるとなおよしのこと。
※ 投げ銭用にお財布にお金をたっぷり入れてくると、なおなおよしのこと。
※ せめて交通費くらいお渡ししたいので、求む、お金持ちさん。
※ 雨天もたぶん、東屋の下で決行?(悪天の場合は当日ブログを確認してください)。
※ おおむね、現地集合現地解散。
※ ですが、今回は、駅で待ち合わせをしてみます。不安なひとは19:30に京急追浜駅前に来てください。
※ 遅れてこられる方は、がんばってたどり着いてください。万が一たどり着けなかった方は、あきらめて各自お好きなところで、楽しく対談を想像しながら野宿のようなものをしましょう。
※ お巡りさんに怒られるなどという不測の事態にも、各々のらくらてきとうに対処し、わたしたち、決して「野宿野郎」という言葉は使いません。もちろんお二人の名前も出しません!
***********************************
一番の最寄駅が田浦駅ではなく追浜駅だったので、変更しました。
詳細まだですが、もちろん、18日には「のじゅくの日野宿」もやりまーす!
こちらも、どうかよろしくです。
(お知らせ係り)
なんということでしょうか!
来たる、6月13日(金)
2014年度の植村直己冒険賞を受賞された冒険家の田中幹也さんと
探検家でノンフィクション作家の角幡唯介さんの
対談(のち、野宿のようなもの)が行われます。
ああ、なんておやさしい、お二人!
田中さんのことをクライマーとして尊敬している、とおっしゃる角幡さん。
角幡さんの探検やご本を絶賛されている、田中さん。
お二人が初対面で、対談(して野宿のようなもの)だー!
貴重な機会、みなさまどうぞふるってお集まりください。
田中幹也さんのブログ http://tanakakanya.com/
角幡唯介さんのブログ http://blog.goo.ne.jp/bazoooka
**********************************
日時:6月13日(金) 20:00~翌朝てきとうまで
場所:鷹取山の東屋があるところらへん
すること:お二人の対談(のち、みんなで野宿のようなこと)
参加費:てきとう(お気持ちで)
※ どうなるのだ! 始まってみないと判らないぞっ!
※ お好きな野宿道具ご持参のこと。
※ 食べたいもの飲みたいものも各自ご持参のこと。スバラシキ対談者さんお二人の分もご持参くださるとなおよしのこと。
※ 投げ銭用にお財布にお金をたっぷり入れてくると、なおなおよしのこと。
※ せめて交通費くらいお渡ししたいので、求む、お金持ちさん。
※ 雨天もたぶん、東屋の下で決行?(悪天の場合は当日ブログを確認してください)。
※ おおむね、現地集合現地解散。
※ ですが、今回は、駅で待ち合わせをしてみます。不安なひとは19:30に京急追浜駅前に来てください。
※ 遅れてこられる方は、がんばってたどり着いてください。万が一たどり着けなかった方は、あきらめて各自お好きなところで、楽しく対談を想像しながら野宿のようなものをしましょう。
※ お巡りさんに怒られるなどという不測の事態にも、各々のらくらてきとうに対処し、わたしたち、決して「野宿野郎」という言葉は使いません。もちろんお二人の名前も出しません!
***********************************
一番の最寄駅が田浦駅ではなく追浜駅だったので、変更しました。
詳細まだですが、もちろん、18日には「のじゅくの日野宿」もやりまーす!
こちらも、どうかよろしくです。
(お知らせ係り)
市営のキャンプ場で、BBQ広場と隣り合わせになっています。キャンプ場は湖畔の一段下がった場所にあり、昔はGWとなると一杯でしたが、今はテント数張り程度でがら空き状態です。BBQ広場には水洗トイレ、水洗い場があり、清潔な感じです。テントサイトは台風などの大雨では水没するため、天気には要注意ですが、通常のアマでは全く問題ありません。何しろ無料なので、ゴミの持ち帰りなど、マナー等は厳守をお願いします。
予定通りお花見やりました。
まだ花がかろうじて咲いてました。0.5分咲きといったところですが。
汐入公園の汐入タワーの下、板が張ってあってお花見に最適。
これが汐入タワーだ!
スカイツリーも見えちゃうよ
下見もせずに適当に決めた割にはとてもいいところでした。
8時ごろから始めて、参加者は十数人といったところでしょうか。
数人は終電に間に合ったので帰ってしまいましたが、残り10人ほどが終電を逃してしまい、野宿に突入。幸い装備は万端でした。
夜の花見中
オモシロ缶詰を差し入れてくれた方、ありがとうございます。
たこ焼きとだし巻の缶詰
この晩のスペシャルは採れたてのサザエ。美味しゅうございました。
サザエでございま〜す
ほか手巻き寿司も
そしてあさ〜〜!
天気も上々でした。
混んでてうるさいところで満開の花見するよりいいな。
まだ花がかろうじて咲いてました。0.5分咲きといったところですが。
汐入公園の汐入タワーの下、板が張ってあってお花見に最適。
これが汐入タワーだ!
スカイツリーも見えちゃうよ
下見もせずに適当に決めた割にはとてもいいところでした。
8時ごろから始めて、参加者は十数人といったところでしょうか。
数人は終電に間に合ったので帰ってしまいましたが、残り10人ほどが終電を逃してしまい、野宿に突入。幸い装備は万端でした。
夜の花見中
オモシロ缶詰を差し入れてくれた方、ありがとうございます。
たこ焼きとだし巻の缶詰
この晩のスペシャルは採れたてのサザエ。美味しゅうございました。
サザエでございま〜す
ほか手巻き寿司も
そしてあさ〜〜!
天気も上々でした。
混んでてうるさいところで満開の花見するよりいいな。
えーっと、えーっと、
会社のようなもの「野宿野郎」の
図工部部長のようなものの
おが太さんのようなものであられます、
スバラシイ彫刻家で陶芸家の「緒方敏明さん」
応援プロジェクト「四六乃窯」で、
友の会の会員を募集中だそうです!
<創作活動の全プロセスをつぶさに>
「四六の窯・友の会」とは、彫刻家・陶芸家の緒方敏明さんに年4回、陶芸作品を作ってもらい、構想から成型、焼成、そして発送まで、その創作活動の全プロセスをつぶさにこのブログを通して見せてもらおうという、有志の集まりです。
(↑四六乃窯ホームページより)
会費1万円で年4回届くんだってー。
たいへんだ、たいへんだ!
これはかなり、お得! お得ですよー!
「地平線会議」のスバラシイ方々が有志となって始動中。
あと若干名の募集だそうです。
どなたでもだいじょうぶで
ふるってご参加ください、とのことなので、
緒方ファン、おが太ファンは、ぜひぜひお早めに~。
(お知らせ係り)
これは、図工部部長としてつくってくれた、野宿杯。
会社のようなものに飾ってあります。
ネブクロくんぐい呑み(絵付けのみ)
1000円~で、おが太さんがゆくところで売ってます。
(野宿中は「野宿割」で売ってもらえるかも!)
※四六乃窯の作品とは違いますー。
会社のようなもの「野宿野郎」の
図工部部長のようなものの
おが太さんのようなものであられます、
スバラシイ彫刻家で陶芸家の「緒方敏明さん」
応援プロジェクト「四六乃窯」で、
友の会の会員を募集中だそうです!
<創作活動の全プロセスをつぶさに>
「四六の窯・友の会」とは、彫刻家・陶芸家の緒方敏明さんに年4回、陶芸作品を作ってもらい、構想から成型、焼成、そして発送まで、その創作活動の全プロセスをつぶさにこのブログを通して見せてもらおうという、有志の集まりです。
(↑四六乃窯ホームページより)
会費1万円で年4回届くんだってー。
たいへんだ、たいへんだ!
これはかなり、お得! お得ですよー!
「地平線会議」のスバラシイ方々が有志となって始動中。
あと若干名の募集だそうです。
どなたでもだいじょうぶで
ふるってご参加ください、とのことなので、
緒方ファン、おが太ファンは、ぜひぜひお早めに~。
(お知らせ係り)
これは、図工部部長としてつくってくれた、野宿杯。
会社のようなものに飾ってあります。
ネブクロくんぐい呑み(絵付けのみ)
1000円~で、おが太さんがゆくところで売ってます。
(野宿中は「野宿割」で売ってもらえるかも!)
※四六乃窯の作品とは違いますー。
桜は散ってるかもしれませんが、お花見やります。
夜集合です。
終電を逃してしまうかもしれません。
準備を怠りなきよう。
日時:4月12日(土)夜8時ごろから 小雨決行の予定
場所:荒川区の汐入公園(横浜のではありません)
桜は川沿いにあるようなので、その辺をまず探してみてください。
各自、食べ物、飲み物などお花見の用意をお願いします。
寒いかもしれないし、うっかり終電を逃してしまうかもしれないので、寝袋やマットなどの装備もお忘れなきよう。
ちなみに全く下見していません。
汐入公園についてよく知っている方は教えてください。
だいぶまえのお花見
夜集合です。
終電を逃してしまうかもしれません。
準備を怠りなきよう。
日時:4月12日(土)夜8時ごろから 小雨決行の予定
場所:荒川区の汐入公園(横浜のではありません)
桜は川沿いにあるようなので、その辺をまず探してみてください。
各自、食べ物、飲み物などお花見の用意をお願いします。
寒いかもしれないし、うっかり終電を逃してしまうかもしれないので、寝袋やマットなどの装備もお忘れなきよう。
ちなみに全く下見していません。
汐入公園についてよく知っている方は教えてください。
だいぶまえのお花見
「編集長が婚約」
うーん、ありきたり……。
「編集長が野宿中に逮捕される」
書くと実現してしまいそうで怖ろしい……。
「エイ出版社に訴えられる! 昨年のエイプリルフールの記事の件で」
また怒られたらやだな〜……。
「野宿野郎8号 内容予告」
本当のことを書いても嘘になるかも……。
「野宿野郎 休刊のお知らせ」
嘘にならない可能性が……。
「野宿野郎が他者に商標登録されてしまった」
嘘ではないし……。
というわけで今年はスルー。
またいいネタを思いついたら……。
うーん、ありきたり……。
「編集長が野宿中に逮捕される」
書くと実現してしまいそうで怖ろしい……。
「エイ出版社に訴えられる! 昨年のエイプリルフールの記事の件で」
また怒られたらやだな〜……。
「野宿野郎8号 内容予告」
本当のことを書いても嘘になるかも……。
「野宿野郎 休刊のお知らせ」
嘘にならない可能性が……。
「野宿野郎が他者に商標登録されてしまった」
嘘ではないし……。
というわけで今年はスルー。
またいいネタを思いついたら……。
土合駅の上りのプラットフォームは普通に地上にあるのですが、下りはかなり離れた地下のトンネルの中にあり、上りと下りのプラットフォームとは地下を通る階段で結ばれているモグラ駅として知られています。(ウェブログより)
予定通り土合駅野宿やりました。
土合駅はJR上越線の群馬県の新潟県との県境近くにある駅で、谷川岳の最寄り駅として知られていますが、もうひとつ特色があります。
土合駅の上りのプラットフォームは普通に地上にあるのですが、下りはかなり離れた地下のトンネルの中にあり、上りと下りのプラットフォームが地下を通る階段で結ばれているモグラ駅として知られています。
上りと下りのプラットフォームは500段弱の階段でのみ行き来ができ、エレヴェーターもエスカレーターも車椅子用スロープもありません。
東京から高崎駅と水上駅で乗り換えて土合駅に。下りなのでさっそくモグラ駅に到着です。
下りプラットフォームに到着
土合駅看板
地上への階段
まっすぐ続く階段
500段弱の階段を登ると地上へ出ます。
駅舎入り口のロビーへ出ると、中高年の登山者が10人くらい集まって鍋をしていました。この日はかなりの吹雪で予定していた登山を諦めたようでした。外への出入り口や上りプラットフォームへの扉の前などかなり雪がたまっていました。
吹雪で外に出られない。
この中高年登山者の団体が、入り口のロビー隣の待合室をほぼ独占していたので、どこで野宿するかみなで協議しました。
選択肢は、入り口ロビー、ロビーから改札を出たところの廊下、地下への階段、トイレ、下りプラットフォーム隣接の待合室ぐらいです。
ちなみにトイレは最近リフォームされたらしく大変きれいで、しかもこの駅舎で唯一暖房のかかっている場所で、登山者の団体さんの一部はトイレ野宿をするといっていたそうです。
せっかくモグラ駅に来たんだから、野宿は地下への階段にしようということになりました。階段にはたくさん踊り場があるのです。そして地上より地下のほうが暖かいと思ったのです。トンネルの中は夏は涼しく、冬は暖かいなどと言われるし。でもそれは長い長い階段を登ってくるときに運動をしたから暖かく感じただけかもしれないと後から思いました。
とにかく階段の下から450段目の地上に近いところの踊り場に野宿場所を定めました。階段の上のほうか下のほうにしないとトイレが遠くなってしまうのです。
途中の高崎駅で途中下車して調達した食料で宴会を開始。土合駅周辺にはお店は何もありません。駅舎には飲み物の自動販売機があります(普通の価格です)。近くの乗り換え駅の水上駅にもお土産屋さんはありますが、コンビニやスーパーマーケットとかはなかったと思います。
居酒屋「450段目」
少しは暖かいかと思った階段ですが、常に階段トンネルの下から微風が吹いていてやや寒いので寝袋を取り出して半身を入れました。
そして楽しく飲み食いをしていたら、突然轟音とともにトンネルの下から風が吹き上がってきました。ブルーシートや銀マットなら舞い上がってしまいそうなほどの風。
数分轟音が響きと風が吹き上がったあとにそれが収まると、今度は轟音はしませんが、最初に吹いていた風よりちょっと強い風がさっきとは逆方向の地上側から吹いてきました。
地上の外から入ってくる風なので地下からの風より冷たく、外が吹雪のため霧雨のような水分を含んだ風が吹いてきます。そしてそれもやがて収まって、最初のように地下からのゆるい風に戻りました。
この怪奇現象は下りのトンネルに列車が通り過ぎるときに起こるようです。
列車が近づいてきたとき、トンネルを走る列車に押されて空気が地下から階段に上がってきて、列車が離れて行くときには空気が吸い込まれて地上から地下へと流れていく。
土合駅階段トンネルの風
これで階段を登ったところの廊下の先に扉の手前にある謎のトライアングル物体の意味も分かりました。
謎のトライアングル物体
反対側から
この物体はちょうど扉の前に立っていて、列車が通るときの強風が直撃しないために立っているようです。列車が通ったときにちょうどここを出入りしていた編集長は風圧で扉が開かなかったといってました。
土合駅の終電は非常に早いのですが、その後も特急などの通過列車はあるので、終電後も何度も轟音と強風が吹きました(そして目が覚めました)。
ですが、それを除けば装備さえしっかりしていれば、屋内であることには変わりないのでそれなりに快適な土合駅野宿が楽しめました。地上の待合室で駅寝するよりよっぽど土合駅らしい、土合駅ならではの野宿ができて楽しかったです。
ちなみにこの夜、駅寝したのは、地上の中高年登山者グループと、我々と、終電で来た山登りの若い男性二人(我々と同じく階段の踊り場でテントを張って過ごした)の3グループのみでした。
朝はもちろん始発列車が来る前に片付け。残り物の朝ご飯を食べて、晴れた天神平スキー場に向かいました。
朝の土合駅上りプラットフォーム
土合駅
土合駅はJR上越線の群馬県の新潟県との県境近くにある駅で、谷川岳の最寄り駅として知られていますが、もうひとつ特色があります。
土合駅の上りのプラットフォームは普通に地上にあるのですが、下りはかなり離れた地下のトンネルの中にあり、上りと下りのプラットフォームが地下を通る階段で結ばれているモグラ駅として知られています。
上りと下りのプラットフォームは500段弱の階段でのみ行き来ができ、エレヴェーターもエスカレーターも車椅子用スロープもありません。
東京から高崎駅と水上駅で乗り換えて土合駅に。下りなのでさっそくモグラ駅に到着です。
下りプラットフォームに到着
土合駅看板
地上への階段
まっすぐ続く階段
500段弱の階段を登ると地上へ出ます。
駅舎入り口のロビーへ出ると、中高年の登山者が10人くらい集まって鍋をしていました。この日はかなりの吹雪で予定していた登山を諦めたようでした。外への出入り口や上りプラットフォームへの扉の前などかなり雪がたまっていました。
吹雪で外に出られない。
この中高年登山者の団体が、入り口のロビー隣の待合室をほぼ独占していたので、どこで野宿するかみなで協議しました。
選択肢は、入り口ロビー、ロビーから改札を出たところの廊下、地下への階段、トイレ、下りプラットフォーム隣接の待合室ぐらいです。
ちなみにトイレは最近リフォームされたらしく大変きれいで、しかもこの駅舎で唯一暖房のかかっている場所で、登山者の団体さんの一部はトイレ野宿をするといっていたそうです。
せっかくモグラ駅に来たんだから、野宿は地下への階段にしようということになりました。階段にはたくさん踊り場があるのです。そして地上より地下のほうが暖かいと思ったのです。トンネルの中は夏は涼しく、冬は暖かいなどと言われるし。でもそれは長い長い階段を登ってくるときに運動をしたから暖かく感じただけかもしれないと後から思いました。
とにかく階段の下から450段目の地上に近いところの踊り場に野宿場所を定めました。階段の上のほうか下のほうにしないとトイレが遠くなってしまうのです。
途中の高崎駅で途中下車して調達した食料で宴会を開始。土合駅周辺にはお店は何もありません。駅舎には飲み物の自動販売機があります(普通の価格です)。近くの乗り換え駅の水上駅にもお土産屋さんはありますが、コンビニやスーパーマーケットとかはなかったと思います。
居酒屋「450段目」
少しは暖かいかと思った階段ですが、常に階段トンネルの下から微風が吹いていてやや寒いので寝袋を取り出して半身を入れました。
そして楽しく飲み食いをしていたら、突然轟音とともにトンネルの下から風が吹き上がってきました。ブルーシートや銀マットなら舞い上がってしまいそうなほどの風。
数分轟音が響きと風が吹き上がったあとにそれが収まると、今度は轟音はしませんが、最初に吹いていた風よりちょっと強い風がさっきとは逆方向の地上側から吹いてきました。
地上の外から入ってくる風なので地下からの風より冷たく、外が吹雪のため霧雨のような水分を含んだ風が吹いてきます。そしてそれもやがて収まって、最初のように地下からのゆるい風に戻りました。
この怪奇現象は下りのトンネルに列車が通り過ぎるときに起こるようです。
列車が近づいてきたとき、トンネルを走る列車に押されて空気が地下から階段に上がってきて、列車が離れて行くときには空気が吸い込まれて地上から地下へと流れていく。
土合駅階段トンネルの風
これで階段を登ったところの廊下の先に扉の手前にある謎のトライアングル物体の意味も分かりました。
謎のトライアングル物体
反対側から
この物体はちょうど扉の前に立っていて、列車が通るときの強風が直撃しないために立っているようです。列車が通ったときにちょうどここを出入りしていた編集長は風圧で扉が開かなかったといってました。
土合駅の終電は非常に早いのですが、その後も特急などの通過列車はあるので、終電後も何度も轟音と強風が吹きました(そして目が覚めました)。
ですが、それを除けば装備さえしっかりしていれば、屋内であることには変わりないのでそれなりに快適な土合駅野宿が楽しめました。地上の待合室で駅寝するよりよっぽど土合駅らしい、土合駅ならではの野宿ができて楽しかったです。
ちなみにこの夜、駅寝したのは、地上の中高年登山者グループと、我々と、終電で来た山登りの若い男性二人(我々と同じく階段の踊り場でテントを張って過ごした)の3グループのみでした。
朝はもちろん始発列車が来る前に片付け。残り物の朝ご飯を食べて、晴れた天神平スキー場に向かいました。
朝の土合駅上りプラットフォーム
土合駅